私たちは人生で約27年間、1日にすると三分の一程度の時間は寝ています。
一日に最低でも4時間の睡眠が必要と言われており、睡眠は身心を回復させることにとても重要です。
みなさんは毎日使っているある物、気にしていますか?
ある物とは『枕』です。
今回は『枕の高さ』について書いていきます。
枕についてですが、日本の全人口3割の方が間違っているそうです。
枕の高さが合っていないと首や肩の筋肉が長時間張っている状態になっており、首や肩にコリや痛み、重いように感じるときもあります。
筋肉が張り続けることで血液循環が不良になって、頭痛や不眠に陥る人もいます。
また、背骨は首から腰まで繋がっているので、首の骨がゆがんでしまうとバランスを取ろうとして腰の骨がゆがみ、その結果腰に痛みが出てくることもあります。
枕の高さは、男性の方で約4㎝、女性の方は約3㎝程度が良いとされていますが、子供のときに柔らかい枕を使っているか硬い枕を使っているかで好みが変わってきます。
また、がっちり体系の人や定期的に運動をされている方は硬い枕を好み、細身の方は柔らかい枕を好む傾向にあるようです。
高さや硬さなどいろいろ書いていますが自分のフィーリングで選ぶのが一番と
思います。
枕を購入されるときは実際横になれるなら一度寝て、寝返りもやってみましょう。
枕が高すぎると顎(あご)を引く形になるので、気道が狭くなり鼾(いびき)を
かきやすくなります。
枕が低すぎると、首や肩のコリだけでなく顔の浮腫みに繋がります。
血液や老廃物は高いところから低いところに流れるためです。
正しい枕の高さになると、呼吸はしやすくなり寝付きも良くなります。
枕の正しい使い方についてですが、稀に頭部に枕をされる方がいますが、首と肩の隙間を埋めるように頭部ではなく、首の下に枕を入れるようにしてください。