みなさん、五大栄養素って知っていますか?
五大栄養素とは以下のことを言います。
① たんぱく質
人体を作るのに欠かせない栄養素で、筋肉・内臓・皮膚・爪・髪の毛などを作っています。
不足すると、病気になりやすく、成長期なら十分に成長できなくなる可能性があります。
摂りすぎると、消費できず余ってしまうので太る可能性があります。
② 脂質
体を動かすエネルギー源で、神経や細胞、内分泌(ホルモン)などを作るのに欠かせない栄養素です。
不足することはあまりないですが、無理なダイエットをすると不足してしまうこともあります。不足すると、ビタミンの吸収が悪くなってしまい、体調を崩してしまったり、疲れやすくなります。
摂りすぎると、動脈硬化や高脂血症などの生活習慣病になるかもしれません。
③ 炭水化物
消化吸収される糖質は、脳や身体を動かすエネルギーになり、脂質より燃焼が早いので、体に吸収されると直ぐにエネルギーになります。
不足すると、脳の活動が下がり、疲れやすくなります。
摂りすぎると、体脂肪に変わるので太ります。
④ ビタミン
体調を整えてくれる栄養素です。
水に溶けやすい水溶性(ビタミンBやビタミンCなど)とあぶらに溶ける脂溶性(ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK)に分けられます。
ビタミンBが不足すると、疲れやすい、肩こり、頭痛、目の疲れ、指や足先のしびれ、イライラや焦り、動悸、息切れ、足や顔のむくみ、嘔吐、便秘、下痢、食欲不振、うつ傾向、口内炎、貧血などになることもあります。
ビタミンCが不足すると、免疫力が下がり風邪を引きやすかったり、病気になりやすくなったりする可能性があります。
ビタミンAが不足すると、皮膚が荒れたり、ひび割れ、目が疲れやすかったり、目が乾きやすくなり、夜見えにくくなったりもします。
ビタミンDが不足すると、骨が弱く骨粗鬆症の原因にもなり、イライラ、不安感、不眠、汗をかきやすい、疲れやすい、顔色が青白くなることがあります。
ビタミンEが不足すると、老化が進行しますのでシワやシミの原因になります。
⑤ ミネラル
骨や体の組織を構成したり、体の調子を整えたりします。
カルシウム、鉄、ナトリウムなどがあり、人体では作ることができないので、食べ物から摂る必要があります。
日本人はたんぱく質、脂質、炭水化物を過剰に摂取しており、ビタミンやミネラルとのバランスが崩れています。
五大栄養素のビタミンとミネラルの不足を補う食事を意識していきましょう。