猫背・肩こり・首の痛み・腰痛の方は寝る時にどんな寝方していますか?
自分が寝るときのことを思い出してください。
寝相は良い方ですか?よく寝返りしますか?
寝相が悪い方が健康と言われています。
高齢者より成人、成人より子供の方が健康なのは何となくイメージできると
思います。
赤ん坊や子供の方が寝相は良くないですよね。
朝起きると頭と足の位置が変わっていることもあります。
子供の寝相が悪いときや寝返りをよくしているときは喜びましょう。
話がそれましたが、猫背・肩こり・首の痛み・腰痛の方は横向きやうつ伏せで寝ている傾向があります。
みなさんそれぞれ寝つきやすい姿勢があると思いますが、横向きで寝ると…
下にしている肩や腕に体重がかかり、神経を圧迫してシビレやすく、血行不良や寝違えも考えられます。
そして、体を丸めた状態になりやすく、寝ながら猫背の姿勢になってしまい、肩が内側になって巻き肩になる可能性が高くなります。
巻き肩になると肩甲骨の下部が開いてしまい、肩甲骨の動きが悪くなるので、肩こりや首の痛みが出やすくなり猫背を悪化させます。
但し、無呼吸症候群の方や妊娠中の方には適した寝方になります。
うつ伏せで寝ている方は、呼吸をしやすくするため必ず首は横向きになります。
そのため首の骨がねじれ筋肉が張り、肩こりや首の痛みの原因になります。
首がねじれると体はバランスを取ろうとするので、全身の骨のゆがみ・股関節をひねりO脚・腰の骨もねじれて腰痛の原因にもなります。
意外と思うかもしれませんが、仰向けで寝るとアゴにかかる負荷は約5㎏あり、うつ伏せでは約2倍の負荷がかかっています。
うつ伏せで寝るということはアゴを圧迫して歯並びも悪くなってしまう可能性があり、顎関節症の方は要注意ですね。
仰向けは骨盤のゆがみが出ず、
一番身体がリラックスできる姿勢になります。
少し手足を広げて小さい「大」の字が良いとされています。
呼吸が深くなり、寝返りもしやすく、良い睡眠には最良です。
猫背・肩こり・首の痛み・腰痛などがひどくなる前に仰向けで寝る習慣をつけましょう。
仰向けで腰に痛みが出る方は、ひざを曲げて寝るようにしてください。
曲げたひざ下にクッションなどを入れて腰と寝具の隙間が埋まるように高さを調整しましょう。
または、足を上げてふくらはぎの下にクッションなどを入れて腰の隙間が
埋まるようにしてください。
心臓の高さより足が上がるので、血液が心臓にかえりやすくなり、足のむくみにも効果的です。
あなたの健康は、あなたの意識と少しの手間で変わります。
あなたが健康になることで、あなたのご家族も笑顔になられることを願っています。